高等科洋弓部創部60周年記念式典

令和6(2024)年9月7日高等科特別教室にて、高等科洋弓部の創部60周年記念式典・祝賀会が、高等科洋弓部後援会の主催により開催されました。1964年同好会として輔仁会活動を開始、1969年、部に昇格しました。60年の歴史のなかで、卒業生OBも総勢350名を超え、全国大会への出場や・上位入賞、卒業後1980年モスクワ五輪幻の日本代表となった選手や、全日本選手権で優勝経験のあるOBまで、日本のアーチェリー界において重要な選手を幾度となく輩出してきました。
当日は加藤政夫高等科生徒課長、山下純司大学洋弓部長、歴代顧問先生をはじめとするご来賓の他、社会人・大学生OB、現役高等科部員36名や、現役部員の父母保証人を含む、75名を超える参加者と共に60周年を祝いました。世相を交えた60周年を振り返る映像資料と共に、倶楽部の沿革を辿り、下は15歳の高一生徒から、80歳に限りなく近づいた初代OBまで、和やかな雰囲気の中で一連の祝賀行事を、最後は高等科洋弓部恒例の『五本締め』にて終了いたしました。
今回の創部60周年を祝い、後援会では記念品を制作しましたので、購入希望のOBは、info@gat1964.com 宛メールにてお申し込みください。

後援会長 福留 誠、幹事長 高 泉洋

学習院航空部ウイングクラブ2024年度総会・懇親会を開催

大空を滑翔するグライダーをこよなく愛する航空部
学習院航空部ウイングクラブは、令和6(2024)年7月7日(日)学習院女子大学に於いて2024年度総会・懇親会を開催しました。
老若男女合わせて総勢45名が集い、審議、承認、そして現役部員を交えての懇親会を同時開催し今昔物語に華を咲かせ、時間を忘れて懐かしく楽しいひと時を過ごしました。
また、元大学部長片瀬先生、現女子大学部長品川先生にもご参加いただき日頃、ご苦労頂いていることへの感謝と、航空部の発展に寄与して頂いていることへの御礼を申し上げ、そしてこれからもご指導ご鞭撻を頂戴出来ます様お願いいたしました。
最後に桜友会旗の下、全員集合写真を撮影しお開きとなりました。

学習院大学法学研究部OBOG会
令和6年度新入部員歓迎OB現役交歓会を開催

学習院大学法学研究部OBOG会は、現役部員と協力し令和6年6月22日(土)に院内「桜ラウンジ」にて「新入部員歓迎法学研究部OB現役交歓会」を開催しました。当日は新入部員の自己紹介を含め年配のOBOGからは法学研究部創立時の話、若手OBOGからは近況報告が披露されました。また、日頃学生の指導をいただいている法科大学院の尾形 健教授より新入部員に対して温かい激励の言葉をいただき、大変有意義な時間となりました。
法学研究部は、創部以来70年余り先生方のご指導、OBOG、現役の努力により、活動は地味であるが着実に歩み続け800名近いOBOGを法曹界のみならず官界、民間企業その他社会に優れた人材を送り出しています。
法学研究部に関心のある現役生がいらっしゃいましたら、ぜひ黎明会館2階にあります法学研究部部室にお立ち寄りください。

OBOG会代表 :田中 進(昭47)
OBOG会世話役:三橋一郎(昭47)m-ichiro-cdp-inst@qg8.so-net.ne.jp

観世会OB会 先輩現役交歓舞台を開催

観世会OB会は、令和6(2024)年6月23日(日)に、五反田駅からほど近い池田山舞台にて『先輩現役交歓舞台(めだか会)』を開催しました。
昨年度は現役部員激減により部の存続さえ危ぶまれる状況でしたが、OB会挙げての新歓活動が奏功し、お陰様で8名の新人部員を獲得し、昨年度師範となられた当部活出身のOBプロ能楽師4名と有志のOB・OGが短期間ではありましたが熱心にお稽古をした結果、初々しさが残るなか堂々たる初舞台を披露してくれました。当日はOB・OG・現役合わせて素謡6番、仕舞13番、現役生・卒業生共に久しぶりに嬉しく清々しい舞台となりました。
今後も現役生とOB・OGの接点を適切に確保し、現役観世会部の発展に寄与したいと思います。

連絡先/OB会副会長 柿沼由宣(昭和59年卒)
Mail:ykaki.sagittarius.b@gmail.com

傘寿を祝う誠桜会

令和6年6月24日、初等科を卒業して早や67年、誠桜会(昭和32年卒)が傘寿を祝う同期会を学習院と縁の深い「霞會舘」にて開催いたしました。当日は、近衞甯子さん(三笠宮内親王)はじめ53名の同級生が出席し松平忠昌君(忍藩当主)の司会進行のもと賑やかな祝宴となりました。最後に学習院院歌を全員で1番から4番まで斉唱し、めでたくお開きとなりました。

【報告 昭和42年法卒 古橋成文】


学習院観光事業研究部創成期の活動について(昭和33年卒 赤峰明氏)

令和5年(2023年)10月28日に観光事業研究部70周年記念大会を開催した際、昭和33年卒の赤峰明氏より観光事業研究部創成期についての手記を寄せていただきました。観光事業研究部にとって非常に価値のある記録と考え、ご本人承諾のもと、桜友会のホームページに掲載をさせていただきます。(昭和63年卒 山嵜仁)

我が観研は、昭和28年に学習院高等科出身の山田、大倉、鳥居氏達が企画をし、1年先輩の蒲生氏をトップに同好会としてスタートしました。やがて日比谷高校出身の中島、井上、千田の各氏をはじめ、全国各地出身のメンバーが揃いました。部員数は約30名でうち女性は数名でした。
昭和30年に輔仁会の部に昇格しました。初代委員長は山田氏、次いで千田氏、3代目が私、そして4代目は中根氏でした。兼部は可能でした。部室は本館1階南側階段の下で10名も入ればいっぱいでした。そこで週1回、部室前の教室に集まりました。階段のカウンターを利用してパンフ等を置き、旅の相談や案内をしました。
当時、鉄道研究会はなく、鉄道好きやハイキング・宿の手配等、多面的なニーズに応じました。土曜日は半ドンで授業がありましたが、午後が大いに活用でき、半日ハイクで深大寺や高尾山などに行ったり、ソフトボールをしたり、活発で部員の結束は良かったと思います。
年間活動としては、テーマを決め、分担して取り組み、まとめて大学祭で発表しました。昭和30年が「上野駅の1日」で、当時の国鉄上野駅駐在運輸長という偉い人が学習院の先輩で、特別なバッチを付けて、1日中駅構内を動き回り、取材をしました。昭和31年は上野駅を出発して、「信越線の旅」として横川へ行き、軽井沢のアプト式鉄道などを取り上げました。また昭和32年には「軽井沢」をテーマにしました。まだ草軽電鉄がありましたし、浅間山にも登りました。
当時、日本学生観光連盟が結成されました。早稲田観光学会、慶応観光研究会、立教ホテル研究会、そして大妻女子大の5校がメンバーで相互訪問、パーティーなどで交流しましたが、いつの間にか立ち消えました。
日帰りバスツアーを実施しました。まだほかではあまりありませんでしたので好評でした。特に目白文化服装女学院に売り込み、多数の参加を得て賑やかでした。学連や他大学の友人なども参加しました。観研メンバーはGTBの腕章をつけてリードしました。
近畿日本ツーリストの修学旅行に添乗をしました。主に京都・大阪・奈良方面、あるいは三浦半島などの日帰りもあり、結構ハードでしたが、良い体験になり、収入を得ることもできました。
当時の青春歌謡の大ヒット曲、岡本あつおさんの「高原列車は行く」を折に触れてみんなで口ずさみ、部歌的存在になりました。
特記事項として、荻野屋の「峠の釜めし」の誕生にからんだことを報告します。
これは1年先輩の中島氏の提供によるものです。同じく1年先輩の大倉氏が信越線横川駅で荻野屋の弁当販売員と立ち食いそばの店員が、発車の際、客車に向かって脱帽し最敬礼をしているのを見て感激、他の駅ではそっぽを向いて売上金を数えていて見向きもしないのが普通でした。そこで大倉氏が横川駅長に感動の手紙を出したところ、荻野屋から礼状が来ました。さらに昭和32年卒数名が年末に荻野屋を訪問し、同社の2階に1泊し、売上を伸ばすにはどうすれば良いか話に花を咲かせたことがきっかけで交流が始まりました。そこでメンバーのヒントで特色のある釜めしが生まれ「峠の釜めし」として1958年2月に横川駅で販売を開始しました。そして富山の「ますのすし」、北海道森町の「いかめし」とともに日本三大駅弁になったのです。㈱荻野屋の高見沢みねじ社長が「峠の釜めし」を販売している大学祭に来られ、金一封(1万円)を賜ったそうです。
今後、観研に望むことは研究にも注力して欲しいということです。ここ2~3年、コロナで活動が制限されていたことはやむをえませんが、それまでは毎年各地に合宿をされていました。大学祭で報告展示を見ましたが、はっきり言って物足りない感じです。現地の自治体や団体とも交流をし、発展へのアドバイス、提案等を提供するなど積極的な活動をして欲しいと思います。

令和6(2024)年第55回 桜香会展 開催







印刷される場合は、コチラをクリックして下さい。(PDFファイル 1,724KB/A4サイズ縦 6頁)
<お詫び>掲載作品の内、額縁のガラスの反射にて画像が一部乱れています。

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印刷用画像情報【960×720ピクセル/169KB】

残念ながら桜香会は、会員の高齢化が進む反面、若年が少なくなっている為、来年の56回展で閉会になります。
最後の桜香会展は、来年2025年5月25日から28日まで開催予定です。
きっとさらに華やかに賑やかな展覧会になることと思います。
来年も是非いらして下さいませ。お待ち申し上げます。ごきげんよう

2024年「オール学習院の集い」においてダンスパーティー「春の舞踏会」開催
および 2024年度第1回ボールルームダンスクラブ桜友会例会実施のご報告

ボールルームダンスクラブ桜友会は、平成七年より活動している社交ダンスのクラブです。故相賀柏雄氏(33政)を中心にスタートしました。コロナ禍の中活動を休止しておりましたが、2023年7月より、約4年ぶりに活動を再開しました。

2024年4月14日には、5年ぶりに「オール学習院の集い」にダンスパーティー「春の舞踏会」として参加いたしました。開催場所は富士見会館3Fホールで、当日は30数名の参加者のもと、盛況のうちに終了しました。中でも社交舞踊研究会OGで、世話役の近江(宮入)寛子さん発案による「女性から男性をお誘いするダンスタイム」は、いろいろな方面から好評でした。

なお、パーティーの様子は社交ダンス専門雑誌「ダンスビュウ」2024年6月号内の「ダンスおじさん放浪記」というコラムでも紹介されています。

また、2024年5月12日には新年度第1回目の定期例会を実施しました。
活動場所はコンドウタカヒトダンススタジオです。 (https://kondodance.sunnyday.jp/)
社交ダンスレッスンの講師は、学習院大学社交舞踊研究会OBOGである近藤誉仁先生、及川珠里先生です。種目は、今回は、スローフォックストロットと前回からの継続種目でもあるサンバでした。サンバは、なかなかフリータイムでは踊ることが少ないナチュラルロールの踊り方の解説が印象的でした。

基本的に、2カ月に1回の頻度(奇数月)で、今後も社交ダンスの例会を開催していく予定です。第2回例会は7月7日開催です。どうぞ、社交ダンスに興味のある方、ご参加ください。

連絡先::本多英利(昭60経卒)
tel:090-1531-4986
mail:BZB06130@nifty.com

第14回学習院放送研究部春秋会総会・懇親会が開催されました

去る令和6年(2024年)5月11日(土)、渋谷エクセルホテル東急宴会場フォレストルームにて、第14回学習院放送研究部春秋会総会・懇親会が開催されました。
当日は晴天にも恵まれ、昭和32年卒業から平成6年卒業まで幅広い年代から41名が参加いたしました。

総会は定刻午前12時に開始、昭和41年卒業の髙橋勝彦会長が議長に選出され、挨拶のあと議事にはいりました。
提出された議案「2023年度活動報告」、「2023年度会計報告」、「2024年度活動予定」、「会費残高の処分」の4議案は審議の結果全て満場一致で可決されました。
総会に引き続き行われた懇親会では、昭和33年卒業の山本時雄当会名誉会長の乾杯のご発声で宴開始。食事は昨年に引き続き座席指定の着席、洋食のフルコースをいただきました。また、各テーブルは昨年同様年代の近い会員との座席指定だったためより会話もはずみ和気藹々と時間が過ぎていきました。
最後に髙橋勝彦会長の締めの挨拶のあと全員で記念撮影をし、来年の再会を約し閉会となりました。
なお、今総会で現体制を見直し次年度より役員会・年会費徴収等廃止し、より緩やかな春秋会とし、活動は年1回の懇親会とする事が決議された事を申し添えます。今後とも会員の皆様のご支援を宜しくお願い致します。

香山健一ゼミ・松籟会総会の報告

去る令和6(2024)年3月2日、学習院創立百周年記念会館の会議室で、法学部の香山健一(1933~1997)先生のゼミOB会である松籟(しょうらい)会総会が開催された。
この松籟会の名付け親は、香山先生である。中国の古典にも造詣の深かった先生は、中国の戦国時代の思想家・荘子の
「汝(なんじ)人籟(じんらい)を聞くも未だ地籟(ちらい)を聞かず。汝地籟を聞くも未だ天籟(てんらい)を聞かず」
という、人・地・天の発する三つの響きを表したこのフレーズを好んでいた。そのためであろう、「松の梢に吹く風の音」の意味である「松籟」という言葉を選び、卒業生が松のようにたくましく、大らかに「将来」を生きよと命名された。
先生が亡くなられたのは今から27年前の3月で、ゼミの32期生が最後の卒業生となり、彼らは50歳に手が届く年となった。1期生はすでに80歳を超え、多士済々の卒業生60名ほどが集った。
コロナ禍により開催がしばらく中断していたので、第一部をパネルディスカッション、第2部を懇親会という本格的な行事にしてみた。パネルディスカッションのテーマは、「香山健一の世界――日本をどう設計したか、そして今。」である。
まず、香山先生の愛弟子である畠山圭一(学習院女子大学教授)さんは、香山先生の著書などから思想の骨格となる13の視点を抜き出し、どのような日本を設計しようとしたかを明らかにした。次に、香山先生の対外的な活躍の場であったシンクタンクの社会工学研究所に勤務していた長友眞理子さん(10期)からは、「グループ1984」での執筆や、大平正芳内閣での活動の舞台裏を語った。さらに、松籟会の会長でもある豊田利男さん(3期)からは、日本の政治や教育界のしがらみの中で、香山先生の改革が必ずしも上手く機能しなかったとの分析がなされた。そして産経新聞社・正論調査室長の有元隆志さん(23期)からは、香山先生の改革の視点を現在進行形の現代史の文脈の中でどう位置づけるかを提示した。
この4人のパネリストに共通していた問題意識は、現代日本の「哲学の貧困」であり、上述した「天籟を聞かず」ともいうべき自然の摂理が響きにくい、ぎくしゃく感に対する心配であり危機感であった。ちなみに、ゼミOBで作成した香山健一先生追悼集のタイトルは『天籟を聞く』(私家版、1998年3月刊)である。参加者との質疑応答も活発に行われ、あっという間に予定時間が過ぎた。
第2部の懇親会では、冒頭で香山先生の博子夫人の挨拶と、次女・里絵さんからは国立国会図書館の憲政資料室には「香山健一関係文書」が所蔵されている旨の近況報告があった。輔仁会館二階さくらラウンジでの立食パーティーは、歓談の輪がいくつも広がり、春の訪れを感じさせる有意義な総会となった。[文責=真部栄一(香山ゼミ13期)]