輔仁会」カテゴリーアーカイブ

2016年 第6回学習院放送研究部春秋会開催のご報告

平成28年5月14日(土)、学習院放送研究部OBOG会「春秋会」の第6回総会・講演会・懇親会が学習院目白キャンパス内「目白倶楽部」において開催されました。昭和32年卒業から平成10年卒業まで総勢52名が参加致しました。
総会は、定刻午後12時に開始。昭和33年卒業の山本時雄会長が議長に選出され、挨拶の後、平成27年度の活動報告、会計報告、平成28年度の活動計画を発表、審議の末賛成多数で承認されました。
総会の後、昭和43年学習院大学文学部仏文科ご卒業で、元TBSアナウンサー、現在、気象予報士会顧問、「白山朗読の会」を主宰されている石井和子氏から「今、日本語を考える」と題してご講演を頂きました。
引続き行われた懇親会では、冒頭、桜友会副会長 鈴木征様からご挨拶を頂いた後、昭和40年卒の高橋義毅副会長の乾杯のご発声で始まり、世代を超えて懇親を図り和気藹々としたなか楽しい時間が流れていきました。今回も昨年同様放送研究部現役の学生にゲストとして参加いただき、現状報告を聞くことができ大変有意義な会になりました。これで現役とOBOGとのパイプも繋がり春秋会の更なる発展が期待されるところであります。昭和41年卒の高橋勝彦副会長の閉会の辞のあと最後に全員で記念写真を撮り、来年の再会(5/13開催予定)を約して午後2時30分お開きとなりました。
尚、当日皆さまからの熊本地震に対する義捐金20,500円は、日本赤十字社を通じてお送りさせて頂きました。

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講演:石井和子氏

講演:石井和子氏

桜鞍会「お花見会」開催のご報告

平成28年4月9日(土)に桜鞍会お花見会を開催致しました。今回は、桜鞍会会員である殿谷ご夫妻のご好意により、北鎌倉の古刹で円覚寺の塔頭の1つである雲頂庵にて催させて頂きました。当初20名程度で計画しておりましたが、「円覚寺」「殿谷住職」というキーワードにより、参加希望者が膨らみ、最終的に28名での開催となりました。
当日は、晴天でぽかぽかとした、まさに春らしい日となりました。お昼前にJR北鎌倉駅に集合し、円覚寺の境内を散策。国宝の舎利殿などを殿谷住職のご説明を伺いながら、拝観させて頂きました。境内の桜もソメイヨシノが散り始め、シダレ桜が咲き始めと、色々な桜色を楽しむことが出来ました。
散策の後は、雲頂庵の離れで懇親会を行いました。30歳代から80歳代までの全ての年代が集い、自己紹介や近況報告などで、楽しい時間を過ごしました。
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史学部桜史会第30回オール学習院の集いに参加

平成28年4月17日(日)、今年も「オール学習院の集い」に参加しました。『学習院戸山キャンパス(尾張徳川家下屋敷跡)の発掘調査について』というテーマで、諸星真澄氏(H8年史学科卒、桜史会OBで現在新宿区文化財研究員)により講演会を開催。桜史会初代会長故徳川義宣先輩が御当主であった 尾張徳川家下屋敷の江戸のころの広大な敷地絵図が次々に映し出され、発掘現場の写真と併せて見ると、季節には牡丹やシャクヤク等が華やかに咲き誇る往事の花壇の様子が思い浮かぶようでした。また明治以降、学習院戸山キャンパスになる以前にこの地が近衛連隊にどのように使用されていたかなども、今回の発掘調査で明らかになりました。会場には会員以外の方々も含めて四十数名の方が熱心に耳を傾けていらっしゃいました。講演終了後の懇親会は、羽廣会長から差入れの学習院のお酒「櫻朶(さくらだ)」で乾杯!朝早くから看板立てや、突然の雨で頭からずぶ濡れになりながら飲物を運んだりおおいに手伝ってくださった現役の学生さんたち、たくさんの寄付をいただいたOB、OGが入り混ざっての懇親会は時間まで賑やかに盛り上り、今回も盛況のうちに無事終わりました。

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初乗会開催のご報告(馬術部)

平成28年3月26日(土)、目白馬場にて毎年恒例の初乗会が開催されました。
この初乗会、20年ほど前までは毎年1月の第2週目に開催され、当時皇太子であらせられました今上陛下をはじめ美智子皇后、皇太子殿下、秋篠宮殿下も折りに触れ御出召しいただき、乗馬や打毬などご一家で興じられました。その後は馬場凍結などで、近年は3月に開催しております。
今年もOB・OGとそのご家族に加え部長先生方をお招きし、現役部員20余名が加わり、総勢100名余りが馬場に集い、現役のカドリール演技観賞、OB・現役部員を交えての琴平競技やお子様乗馬をお楽しみいただきました。続くさくらラウンジでの懇親会では、80歳の最年長OBから現役高校生部員までの幅広い年代が一同に集い、和やかな一時を過ごしました。(文責 昭和62大 漆原 摂子)

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音楽愛好会OB・OG会 総会開催のご報告

平成28年4月2日、桜満開の学習院キャンパス・目白倶楽部において第五回の学習院音楽愛好会OB・OG会総会・懇親会が行われました。学習院音楽愛好会は昭和29年に故近藤秀男氏により創設された60年あまりの歴史あるクラブです。平成23年にOB・OG会を再結成し、今年五回目の総会・懇親会が行われました。会には桜友会会長でいらっしゃる東園基政様、そして副会長の秋山豪様(秋山様は音楽愛好会OB)のご出席を賜り、昭和32年ご卒業の方を筆頭に約50名のOB・OGの方々が集い、楽しい懇親のひと時を持ちました。
会冒頭には第五回を記念してピアニストの松村百合子さん(学習院大卒)とバイオリニストの小杉結さんをお招きしミニコンサートを行いました。
プロの演奏家の奏でる美しい調べは、あたかも目白倶楽部が音楽サロンになったように響き渡り、音楽をこよなく愛する皆様を大いに魅了致しました。
【文:学習院音楽愛好会事務局 菅原(昭和46年卆)】
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平成27年度桜史会講演会を開催

 

「武者絵のはなし_歌川国芳から野口哲哉まで」

平成28年1月16日(土)15時から、学習院大学 北2号館10階大会議室において、平成元年卒の桜史会会員、加藤陽介氏による講演が行われ、桜史会会員を中心に35名が集まりました。加藤氏は、現在、練馬区立美術館の学芸員をしており、専門は浮世絵の研究である。

今回の講演は、浮世絵のなかでも武者絵(鎧、兜=甲冑を身にまとった姿絵)に焦点を絞り、更には日本画、現代アートでの描かれ方についても考察され、甲冑にまつわる話題など興味深い内容の講演でした。

講演会で紹介された作家としては、「カッコいい武者絵十選」を2011年9月に日本経済新聞で10回の連載記事として掲載された、幕末の浮世絵界の大スター「歌川国芳」をはじめ、葛飾北斎、日本画家の松岡映丘、現代芸術家で甲冑姿のフィギアも作っている野口哲哉等も次々に紹介されました。

PRも兼ねてとは言え、2月19日から練馬区立美術館で開催予定の企画展「国芳イズム_歌川国芳とその系脈」の開催に向けての準備多忙な時期に、たいへん貴重で興味深いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

園部信(S56卒)記

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2015年11月1日 現役の公演鑑賞/同笑会

2015年「オール学習院の集い」にて

2015年「オール学習院の集い」にて

2015年「オール学習院の集い」にて

2015年「オール学習院の集い」にて

女子部プログラム

女子部プログラム

男子高等科プログラム

男子高等科プログラム

女子部現役と

女子部現役と

「オール学習院の集い」で男女中・高等科の演劇部員が同笑会テントに立ち寄ってくれたことで実現した現役との接触により、男子部「鳳桜祭」と女子部「八重桜祭」にて、同笑会会員有志が舞台を観てきました。たいへん小気味よいセリフが飛び交ったので質問したところ「自分たちで考えた」とのこと。

実に活き活きとした表現性を持つ舞台であるだけに気になるのは、あまりにも独創的で、観る者を困惑させる、ということです。

現代の中高の演劇ではこうした表現法が当たり前なのかもしれませんから、年代とともに変化していく様子を見守りたいと思いました。

 

月例「同笑会クラブ」も継続してまいります。

日 時 :毎月第三木曜日 午後6時から9時。

場 所 :カフェレストラン「ウエスト」 渋谷宮益坂上。

代  表:松尾文夫(昭和27年高等科卒)。

事務局:鈴木喜久男(昭和36年高等科卒)・鈴木浩子(昭和34年女子部卒)。

世話人:吉田絵美(平成8年女子部卒)。

 

第8回 桜史会旅行(播磨・但馬)

秋晴れの平成27年10月17日(土) 新神戸駅11時半に S31〜H27卒のOB 48名が、南は九州、北は東北から集合。

先ずは、播磨の極楽山浄土寺の国宝 阿弥陀三尊像の神々しいお姿を拝観した後、一路姫路へ。この春に平成の修理を終えたばかりの姫路城の優美な姿には息をのむ思いでした。

今回は平成のOB 13名が参加。その日の宿の塩田温泉の大宴会場では、年の差69歳が入り交じって盛り上り、若手の部屋では2次会が延々夜中2時頃まで続いたそうです。

平成パワーでしょうか、翌日も朝から晴天で、8時半に宿を出発して但馬の竹田城址へ。この日は朝8時頃までは朝霧に浮かぶ天空の城が見られたそうですが、バスが麓に着いたその時、一瞬ですがそれっぽい光景に出会えました。城址は想像していたより大きく、姫路城に続いて武将たちが行き交う様子など往事の有様を夢想し、しばし歴史ロマンに浸るひとときでもありました。

最後は、美味しい但馬牛のすき焼きをお腹いっぱいいただいて、新神戸からそれぞれの帰路へ。

今回は20代から40代の若手の参加が多く、できれば又参加したいとの声も多く聞かれたのがなによりでした。

幹事さん始め、旅行企画にご協力いただきましたみなさま、今回もすばらしい旅をありがとうございましたm(_ _)m   遠藤(S47)記

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第63回ぴんぼけ総会報告

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平成27年6月26日(金)ぴんぼけ総会が開催されました。

会場は目白駅前の「リュド・ヴィンテージ目白」、昨年12月にオープンした新しい会場で、内装も白一色で料理もホテルとは一味違うグーでした。

現役を含めて55名の出席、恒例のビンゴ、フォトコンテスト等で楽しい一日でした。

<ぴんぼけ 畑中 茸雄>

「桜鞍会ホームページ」へようこそ!

会長ご挨拶>>

勝田 美智雄(昭和40年卒)


此の度、平成27年6月に開催された総会に於いて会長に選任されました、勝田美智雄で御座居ます。


昨年五月に斉藤公男会長が急逝され、その后、会長代行を務めさせて頂きました。その間様々な事が有りましたが、特に故斎藤会長を「偲ぶ会」では、その準備から当日に至る迄、先輩OBから若手会員の方々が世代を超え、一致協力して会を無事成功させた事は、故斉藤会長の求められて来た、桜鞍会の姿だと大きな感銘を受けました。


歴史と伝統有る桜鞍会の会長に就任するに当り、改めてその責任と使命を考え、今后に取り組んで参りたいと存じます。

私は昭和33年(1958年)に馬術部に入部し、卒業迄の7年間、人格形成を図る最も大事な時期を馬術部一筋で過しました。社会に出て今日迄何とか来られましたのは、その7年間、部活動を通じて、楽しさ、苦しさ、喜び、悔しさ、を仲間達と分かち合い、なにものにも代え難い経験によって培われた事だと思います。現役時代、脇目も振らず馬術部に集中出来たのは、何だったのか考えて見ますと、馬に乗りたい、上手になりたい、試合に勝ちたい、そのエネルギーの源泉は尽きる事のない「馬への情熱」でした。その時の学習院馬術部は我々にとって正に人生そのものでした。

今回の会長就任に当り、今后の会の運営について少し述べたいと思います。桜鞍会には歴代会長が取り組まれて来られました3つの役割が在ると思います。会長と致しまして、此の3つの役割をより強化発展させるべく努力して参りたいと思います。


1、馬術部支援

馬術部の健全な発展を支援する活動です。我々が現役時代味わった様な部活動が出来る環境を整えて上げる事です。単なる経済的な支援だけではなく、監督を中心に現役学生の自治を尊重しながら、桜鞍会として、物心両面からの支援を考えて参りたいと思います。


2、会員相互の親睦

桜鞍会は青春の一時期を馬術部で過した仲間で構成され、会員の会費で成り立っています。しかし、残念乍ら近年会員の皆様の関心が薄れて来ている様な感じがします。総会、初乗り会、各種イベントに会員が参加し易い企画や広報活動を事務局を中心に考えて行かなくてはと思います。会員の皆様のご意見をお寄せ下さい。

3、皇室との関係

桜鞍会は長年に亘り、皇室と深い御縁で結ばれています。両陛下始め各宮家を名誉会員として戴いており、折々に有り難いご支援を頂戴しています。桜鞍会として皇室との関係を大事にさせて頂きたいと思います。


此の様な桜鞍会の3つの役割を果して行く為に、会の新しい体制は次のように致したいと思います。

副会長に高橋直人氏(昭和43年卒)(再任)と範多真理氏(昭和44年卒)にお願いしました。

高橋氏は馬匹購入資金捻出を目的としたチャリティー公演「三響会」や故斉藤会長を「偲ぶ会」を、その企画力とリーダーシップで立派に成功させた中心人物です。今后の桜鞍会の魅力創りに力を発揮して頂けるものと思います。

現状の大学部員の半数以上が女性で過去10年余りの間で女性の主将が何人も出ています。桜鞍会の若手会員でも女性の方が多くなっています。そこで範多氏には女性ならではの視点で提案や馬術部支援に取り組んで頂きます。

また新たな役職として渉外担当を設け、桜友会常務理事でもあります嘉納寛治氏(昭和48年卒)に就任をお願いし、学習院との絆を強固にしたいと考えております。同氏は馬術連盟の要職をも務められていますので、部にとって有益な馬術界の情報収集・発信をお願いしています。

最后に監督交代について御報告致します。本年4月に高木伸二氏(平成4年卒)が札幌に転勤され、監督継続が困難になりましたので、選考委員で協議の上、後任を深野聡氏(平成8年卒)に決定致しました。

以上の様な新体制で今后、取り組んで参りますので会員各位のご支援を宜しくお願い申し上げます。


平成27年度 活動予定>>

27年4月12日(日)             オール学習院の集い体験乗馬会開催


27年5月25日(月)             第32回馬とふれあう会開催

27年6月7日(日)        平成27年度総会・会員懇親会開催

27年7月5日(日)        馬術部員保護者会開催

27年10月18日(日)    親睦競馬観戦会開催

27年11月9日(月)             第33回馬とふれあう会開催

27年11月26日(木)    親睦ゴルフ大会開催

28年3月日付未定          初乗会・懇親会開催

学習院輔仁会馬術部の歩み>>

百二十年の歴史と伝統を持つ馬術部。学習院での馬術教育は、明治十二年十月十五日の馬術開業式から始まる。当時の学習院は 宮内省が所管する学校であり武術教育も重視され、士官教育のために正規の授業で乗馬(馬術)が行われていた。中等学科四年以上と高等学科・海軍予科の教科 として「武課」(体操)が設けられ、乗馬がその一科目に定められたのが明治二十三年。この頃になると、学生が行軍演習に騎兵として参加する光景も見られ た。  大正時代になると軍事教育の強化により、それまで乗馬だけだった中等学科の武課に馬術が加えられるが、大正八年、乗馬は正規の授業時間外の武課になる。

「馬術部」の名称が使われるようになったのはこの時からだ。  対外的な競技会に出場するようになったのは大正十四年から。全日本乗馬大会の障碍飛越競技で高等科三年の小原譲二郎氏が優勝。続く大正十五年の全国高等 学校対抗競技大会でも、出場選手三名が優勝した。  昭和二年、現在の目白小学校の敷地内にあった馬場と厩舎は、道路拡張工事で学内南端の現在地に移動。この頃の活動は各種大会への出場が中心で、その成績 は輝かしい。昭和二年まで習志野乗馬会の学生障碍飛越競技で三年連続個人優勝し、東京帝大主催の競技会では昭和六年まで四回優勝。また昭和九年の関東学生 馬術争覇戦では初出場で優勝し、翌年も連続優勝を果たした。昭和十三年から行われた関東学生馬場馬術競技会では、第三回大会まで連続優勝している。  武課の一環として位置づけられ輔仁会には所属していなかった馬術部も、新輔仁会が結成された昭和十八年、輔仁会所属の団体になった。

高等科在学中の皇太子殿下(現天皇陛下)も輔仁会馬術部に三年間在籍され、昭和二十六年には主将として関東リーグ選に出場されて見事優勝を果たされた。  昭和二十年代、大学と短大にも馬術部が誕生し、大学・短大・高等科からなる現在の形ができあがった。昭和二十五年から始まった成蹊・成城・武蔵・学習院 の四大学運動競技大会をはじめ、現在も数多くの大会に出場する学習院馬術部の活躍は、旧来に比較してあえて遜色を見ない。  誇り高い伝統の中に明治時代の「武術」とは違う全人教育の場としての姿を持つ馬術部。部員たちの逞しく温かな心は、まさしく「学習院の誇り」である。